2011年10月03日

兵卒失格 ~僕が自衛隊を辞めた理由~ (11/15)

ヒトのカチ   - Length & rank -

精勤賞もボーナス判定も、待っていれば順番で回ってくる。
別に優秀じゃなくっても、待ってれば階級も上がる。
万年2士もいなければ、定年まで3曹もいない。

大切なのは、勤務態度でも、職務成果でも、
向上心でも、個々の能力でもない、メシの数。
長くいるほうが、エライ。
なにをなしたかよりも、ただそこに、長くいるだけの、ババロア頭のほうが、エライ。

メシの数がすべてだというのならば、日本の国王は、カマトおばあちゃんで、
人類の王は、世界最高齢のヒマラヤかどっかの爺さんで、
・・・・・・んなワケない。

日本で一番エライのは総理大臣で、
世界の進む方向を決めてるのは合衆国大統領で、
世界の興味は、世界最高齢の爺さんの毎日より、
ビルゲイツの作るパソコンや、アラブ人が掘り出してる油のほうにある。

メシの数でどうしようもない差を埋めるには、
星の数で見返してやるしかないんだけど、
星の数を決めるのは、
なにを為したか、じゃなくて、どれだけ教育でいい点数を取ったか。

出世と、出世のために犠牲にしなければならないものをハカリに掛けたら、
出世のほうが傾いてしまうようなババロア頭たちが守りを固めてる組織が、
組織として健全であるはずがない。
勤続年数と教育の成績以外に、平等に評価できる基準が無い。
たしかにそうかもしれませんが、だからそれでいいという道理も無い。
けど、新しい評価方法を模索する気も無い。
だってそもそも、評価する側のババロア頭たちには、やる気が無い。
おわってる。





Posted by Eiki Hata at 03:55