2011年09月25日

兵卒失格 ~僕が自衛隊を辞めた理由~ (05/15)

極東戦線、興味ナシ   - Compensation of the defeat -

陸自の教範が、どこまで一般に公開されているのか、隊員は正確に知りません。
たとえば掩体なんて、民間で一般人向けに発売さている本に、
細かい寸法まで、すべて載っています。
隊員はそれを正確に知らないし、知ろうともしません。
結局、わけわかってないんです。
なんとなく、とにかく全部機密にしとけばいいや、
くらいにしか理解してない。

国防の意識がなく、責任のことだけで頭がいっぱいの隊員たち。
その隊員たちの伝言ゲームにより暴走して一人歩きした命令は結果的に、
今日の駐屯地の昼食のメニューまで「国家機密」にしてしまう。
ねえ、バカなの?死ぬの? ( ´ー`) y-~~

空挺の技術だって、特殊作戦軍の技術だって、どんどん勉強すればいい。
一旦取り入れてみて不可能だったら、諦めればいい。
でも、待てど暮らせど、教官は教えに来てくれない、教科書は送られて来ない。
空挺やSが、なにをやってるのか、ほとんどの一般の隊員は知らないけど、
身内に一体、なにを隠すことがあるんでしょうか。
一般部隊と、空挺、Sとの「格付け上での差」が、そんなに大事なことなんでしょうか。
求めている者にすら与えないのが、自衛隊の正義なのでしょうか。

誰を、なんのために守っているのか、誰も疑問に思わない。
知ろうとしない、おかしいと思わない、興味がない。

現在出版されている自衛隊の暴露本は、数知れず。
でも買っているのは、マニアと自衛官だけ。
未だに国民は自衛隊を、
「ゴジラに出てきて、お約束のよーに負ける人たち」くらいにしか思ってない。
軍事の大切さをわかっていない。平和ボケして危機感が無い。ガンバレ金正日。
こんなに多くの暴露本が出てるのに、
世論の反応は薄い薄い、政治は全然、動かない。

このGHQの催眠術が解けるまで、冷凍催眠でもして待ちますかね。





Posted by Eiki Hata at 17:16